白馬大池・小蓮華山(1日目)
毎年恒例夏山登山。昨年は末娘の交通事故で中止したが、今年は無事に実現。以前は独りで登っていたが、最近は長女と二人が恒例だ。他の娘や嫁さんは、きつい山登りは嫌なんだと。長女だけでもついてきてくれるのは、幸運なほうかなあ。
子供連れだと、昨年計画した雪倉岳、朝日岳縦走はきつそうなので、蓮華温泉から白馬大池にテント泊して、小蓮華山往復に決定。子供にとってははじめてのテント泊での山行とお花畑、はたして喜んでもらえるかな?
2006年8月6日 長野県小谷村

白馬大池(2380m)

周囲1000m、水深12mあまり、北アルプスでは風吹大池に次いで大きい山上の湖。周囲は広々として、北側の大池山荘付近には広大なお花畑が広がる。白馬山荘の定員は250人、テントは30張くらいか。ここの魅力はなんといっても、お花畑の中にある小屋とテントサイト。水場はたっぷりとはいえないが、小屋のすぐ脇のタンクの水が使えるのがありがたい。小屋の横のトイレも比較的きれいで快適だった。
ちなみに春山シーズンは最高のスキーエリアとなり、金山沢はつとに有名。

参考タイム
蓮華温泉(9:00)-天狗の庭(11:00)-白馬大池(13:30)

標高2400m、天空の湖白馬大池。湖面に映る月明かりは、とても幻想的で神秘的。まるで物語りに出てきそうな光景が、現実にあるんですねえ。
朝7時の栂池高原スキー場から眺める白馬三山と小蓮華山(白馬岳右隣)。ここから見ると白馬岳と標高もたいして変わらないし、実際素晴しい山なのですが影が薄いですね。まあそのおかげで静かな山頂を楽しめましたが。
登山開始は標高1500mの蓮華温泉から。麓から蓮華温泉まで、細い林道を随分走ってやっと到着。蓮華温泉が秘湯というのもうなずける。 しばらくはこんな原生林の森の中の道。標高が低いので、木陰の道はありがたい。
登山道の脇にはギンリュウソウ。さほど珍しい花というわけではないが、このおもちゃっぽい花を見かけると、つい写したくなってしまう。 標高2000mあまりの天狗の庭からは、雪倉岳方面の山並みのパノラマが広がる。天狗の庭はきれいなところだが、日陰がないので晴天時休むにはちょっと辛いかも。
天狗の庭から眺めるパノラマ。左から小蓮華山、鉢ヶ岳、雪倉岳、朝日岳。クリックでワイド画像が御覧になれます。
蓮華温泉から3時間半あまりで、今夜の宿泊地白馬大池湖畔に到着。この一帯は広大な御花畑になっていて、とても気持ちが良い。 お昼を過ぎると雲も随分わき始める。
大池山荘の目の前に広がるテントサイトで、のんびりくつろぐ。一人用テントを持っていったが、娘と二人なら充分の広さで、結構快適だった。娘にとっては初めてのテント泊。 チングルマやイワカガミ、ハクサンコザクラが咲き乱れるお花畑のうえは、青い夏空。夏山シーズン真っ盛り。
チングルマの群落の向こうには豊富な残雪と大池山荘。 テントサイトはお花畑の中に広がる最高のロケーション。今日は日曜日のため、宿泊者も若干少なめ。快適な夜が過ごせそうです。
荷揚げヘリコプターが4回ほど往復。もの珍しく近寄ると、風で巻き上げられた砂が凄く難儀しました。このときテント設営や食事は避けたほうが無難でしょう。 赤紫の色がひときわ鮮やかな、ハクサンコザクラ。この群落を見ただけでも、山に来て良かったなと思わせる、可憐な花です。
一目でわかるようにサクラソウの仲間です、サクラソウより花びらが若干細いようです。 テントの脇にはたくさんのタテヤマリンドウが咲いていました。
夕方一旦雲が切れて、小蓮華山に連なる尾根が顔を出します。残雪・池・御花畑となんと贅沢な取り合わせでしょう。雲ノ平のテントサイトも良かったですが、ここはそれ以上に気に入りました。
ここのお花畑のメイン構成員はやはりチングルマ・イイワイチョウ(左)と、ハクサンイチゲ。高山植物では最もポピュラーな花ですが、群落といったらやはりこの花々でしょう。
雲が多かったので夕焼けはあきらめていたのですが、ひょっとしてと少し蓮華温泉方面に道を戻ったところから夕焼けが見えました。朝日岳のシルエットの向こうの空が、赤くもえていました。
白馬大池も、もうすぐ夜が訪れます。食事も終わったことだし、後は寝るだけ。明日もいい天気に恵まれますように。

蓮華温泉-白馬大池-小蓮華山のルート。子供連れのテント泊にはちょうどいいルート。別に白馬岳山頂に立たなくても、充分満足できます。この時期1000人以上宿泊できる小屋が二つもある白馬岳はちょっと勘弁・・・。

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