顔振峠
ここ2週間ほど雪山ツアーが続いたので、今度は新緑と春の花々が思う存分味わいたい。てなわけで天気の良い土曜日家族でハイキングを提案したのだけど、次女の膝をすりむいて痛いという言葉に却下。仕方なくタイヤをノーマルに交換して、洗車して、花を植えて、自転車掃除して土曜日が終わった。日曜日もいい天気、けれど車は子供達のスイミングスクールの送迎で使えない。仕方ないので自宅から自転車でちょっとお出かけ。半日の予定で自転車ツーリングだったが、あまりの気持ちよさについつい距離が伸び、帰ってみれば時間は大幅オーバー、走行距離も100kmあまり。一人だけ楽しんでしまって申し訳ないので、夕方は私のおごりでファミレスで食事。ちょっと出費だったが、自転車ツーリングにかかった費用は昼食のざるそば850円と、ペットボトルドリンク2本280円だけだったから、まあよしとしよう。
2005年4月24日 埼玉県飯能市
顔振峠

数件の茶屋が立ち並ぶ、奥武蔵グリーンラインきっての賑うわいをみせる、ハイカー銀座。当然人影も多いが、茶屋のたたずまいが素朴なせいか、あまりいやみな感じはしない。人気があるだけあって、これらの茶屋から景観は、さすがに素晴しい。この時期には新緑、山桜、ミツバツツジ、ヤマブキ、シャガ、スミレなど、春の花々が大賑わいで、とりわけ美しい景観を見せる。
そのほか弁慶や義経伝説から、飯能戦争(戊辰戦争の地方戦)のエピソード等、歴史的背景も多い峠です。

奥武蔵、顔振峠の春。この時期の山郷は桃源郷のように美しい。

自宅から2時間あまりで丘陵地帯も終わり、いよいよ奥武蔵の本格的な山道にさしかかる。 少し行くと鎌北湖。湖といっても小さなため池でしかない。これでも埼玉では桜の名所として随分賑わうようだ。今は桜も終わり、新緑が湖面に映える。ここからしばらく急登が続く。
林道脇には、春の花々がいっぱい。シャガの群落が目を引く。スミレもたくさん咲いている。スミレの区別はあまりつかないが、こんなときはデジカメで撮って後で調べるに限る。写真はマルバスミレの白い花。
山桜の開花と新緑が重なり、山の樹木はこの時期ひときわ艶やかだ。
阿寺の名もなき小さなお寺の鐘突堂に登ってしばし休息。 新緑の緑ってなんでこんなに鮮やかなんだろう。
本日の目的地顔振峠の茶屋。満開の桜と手打ちそばの看板に、ごく自然に引き寄せられた。ここのほかに数件の茶屋と、喫茶店やレストランがある。どこものんびりするには最高だ。 桜の下のベンチに座ると、眼下には風影の集落が見える。
桜の下で食べるそばは最高。贅沢な午後のひと時。 あまりの気持ちよさに、風影の集落を行ったり来たり。自分だけの風景をデジカメで切り取る。
山桜、ミツバツツジ、新緑。村は鮮やかな色で溢れている。 顔振峠直前のハイキングコースから眺める風影の集落。摩利支天の前あたりで、のんびりするのも気持ち良さそう。
一時間以上顔振峠で過ごした後は、奥武蔵グリーンラインを北上。黒山へ下る道から振り返ると、新緑と山桜に覆われた峰が見えた。奥武蔵は杉の植林が非常に多いが、ところどころで昔からの雑木林が残っている。ここもそんな一角です。
民家の軒先には色とりどりの花が植えられていて、見飽きることがありません。 越生の里に下りると、こいのぼりが風に揺らめいていた。もうそろそろ5月、端午の節句です。あとはひたすら自転車をこいで自宅を目指します。
今回のルートは、自宅からすべて自転車。結局100km弱トータルで走りました。顔振り峠と奥武蔵グリーンラインは、それなりに有名で、車の通りもそこそこあります。また自転車で走っている人やハイカーも結構な人数。それでも春のこの時期は、格別です。