巻機山
今シーズンは1月から3月にかけて仕事が非常に忙しかった。おかげでパウダーには、まったく遭遇できず、実に悲惨なシーズンだった。
4月になって仕事もひと段落、その鬱憤を晴らすべきふさわしいツアーということで選んだ山が、巻機山。ここは3年前にも一度登ったが、そのときは時期が少し遅く満足に滑れなかったので、今回はぜひ山頂から麓まで標高差1200mを堪能したいものだ。
ツアー当日はドピーカンの晴天に恵まれ、気温もグングン上昇。雪質はお世辞にも良いとは言えないが、春の風が心地よいまさに春の雪山を堪能した。
2004年4月10日 新潟県塩沢町

巻機山(1967m)

百名山に数えられる、越後の名峰。山頂付近はなだらかな草原に、池塘が点在する高山植物の宝庫。夏はかなりの登山客で賑わいます。
しかし、山スキー愛好家には、春スキーのメッカとして、つとに有名。バックカントリーブームもあって、年々その数も増えているようです。
山頂付近のこの斜面を見れば、それもうなずけるというもの。まったくどこを滑っても、おいしそうな斜面でいっぱいです。巻機山とニセ巻機山の鞍部には、避難小屋があって、ここをベースに滑りまくるのも楽しそう。最もこの時期には、小屋は雪の中で、テントをベースに活動するのがメインです。

参考タイム
駐車場(8:00)-井戸の壁下(8:30)-井戸の壁上(9:30)-森林限界1450m(10:30-11:00)-ニセ巻機山(12:30)-巻機山山頂(13:15-13:45)-ニセ巻機山(14:20)-駐車場(15:30)

巻機山の山頂はすでに訪れているので、ニセ巻機山でも良いかなと思っていましたが、ニセ巻機山に登ると、突然顔を出す巻機山の大斜面。やっぱり滑らないわけにはいかないでしょうねえ。
駐車場までは、除雪が澄んでいました。駐車場付近にはすでに20台以上の車が。巻機山の人気は相当なもの。 駐車場から20分も進むと、有名な井戸の壁が見えてきます。標高差200m斜度は30度ほどのやぶに覆われた斜面です。トレースさえあれば、標高を効率的に稼げ、言われるほど苦にはなりません。ただ下りは・・・・かなり大変です。
井戸の壁を登りきると、ニセ巻機山からの広大な斜面が見えてきます。 槍ヶ岳を思わせる、大源太山。なかなかの迫力。
1450m付近から上は、ニセ巻機山から続く標高差400mの広大な斜面が広がります。前回来た時にはすでに地表が出ており、満足に滑れませんでしたので、楽しみ楽しみ。 今日は天気も良いので、かなりの人たちが入っています。景色は雄大、吹く風も心地よく本当に気分の良いツアーです。この大斜面に出ると、皆が思い思いに感嘆する言葉を交わしていきます。
南を見れば、谷川連峰が見えます。 こちらは北側、山頂付近から越後駒ケ岳、中ノ岳方面。
ニセ巻機山と巻機山の鞍部から、ニセ巻機山の山頂を見上げます。 米子頭山-柄沢山(からさわやま)-朝日岳と続く稜線が美しい。
巻機山の山頂から。装備を整え、準備万端。一気に米子沢方面に滑り降り、ニセ巻機山に上り返し、清水に向かってひたすら滑ります。1450mの森林限界より下は、雪はザクザク、グズグズで疲れた〜。井戸の壁は、めんどくさいので板を担いで半分くらい下りました。やはり巻機山、ただでは帰してくれません。
塩沢の里から眺める、巻機山。素敵な山です。