沼田・月夜野・新治村ポタリング

沼田市から猿ヶ京温泉にかけては、利根川や赤谷川にそって、典型的な河岸段丘が広がっている。国道や鉄道は川に沿って一番低いところを通っており、交通も盛んだが、河岸段丘の上部は、いまだ昔の面影をとどめた、懐かしい風景が広がる。そんな地域を自転車でのんびりポタリングしようと、前々からの計画を実行した。2週連続で上越国境を徘徊していれば、紅葉の時期もドンピシャ、すばらしい紅葉だ。あまりに素敵な風景に出会えるので、写真を撮ったり、寄り道したり計画どうりに行程が稼げない。当初水上に抜ける計画は達成できなかったが、こんなのんびりポタリングも楽しいもので、それはそれで満足の一日でした。

2003年11月2日 群馬県沼田市・月夜野町・新治村

沼田市・月夜野町・新治村

今回は、利根川・赤谷川に沿った、河岸段丘の上を主に自転車で巡ってみた。この一帯の河岸段丘は有名で、特に沼田市は、駅のある新市街と沼田城があった旧市街の標高差が100m以上あるという、なんとも不思議な町である。
高速道路以外の国道や鉄道などの主要交通機関は、この河岸段丘の最も低い川沿いにあり、したがって標高の低い一帯が開発が進んでいると言える。
そのぶん河岸段丘の上部は、地元の人以外はあまり訪れることもなく、比較的昔ながらの農村の風景が色濃く残っている。特に新治村の巧みの里は有名だが、それ以外の地域でも、巧みの里ほどではないにしろ、谷川岳連峰の眺望とあいまって、なかなか風情ある景観が広がっている。

最終目的地の川古温泉付近の風景。おそらく今が一番美しい紅葉の時期だろう。少し西に傾いた日差しを浴びて、まさに紅葉が光輝いていた。

沼田城跡を出発し、利根川を渡って沼田市街反対側の河岸段丘の上を北上すると、月夜野町下津あたりに出ます。R17のすぐ西側に広がる、懐かしい風景。

このあたりからは、谷川岳が良く見えます。ここはスキーの帰りなどに使う、裏道で雪の季節は谷川岳が白く輝き、絶好のビューポイント。

この辺は比較的古い民家が多く残り、のどかで穏やかな風景が広がります。お隣の巧みの里は観光客がちょっとうるさいですが、このあたりは観光とは無縁です。 入り口のたたずまいに惹かれて、月夜野町の三重院にちょっと立ち寄ってみました。
こちらも三重院境内。ここは山伏の修験道が有名なようです。こちらの住職に休んでいくよう勧められ、お茶を飲みのみ1時間あまり話し込んでしまいました。まあ先を急ぐ旅でもないし、こんなひと時も、たまにはいいものです。 それからR17に沿って北上し、赤谷湖の一番奥をさらに北上すると、川古温泉にたどり着きます。ここは紅葉の最盛期、色とりどりの木々が山を覆いつくしていました。
葉を黄色く染めた巨大なミズナラの木が美しい。 あいにく水は少なかったのですが、川はあくまで透明でした。人出も少なく、河原でバーベキューを楽しむ家族が2組。こんな美しい紅葉を眺めながら、最高でしょう。
チャポンと水音がするので、よくよくみれば小さいながらも、岩魚が泳いでいました。美しい流れに泳ぐ魚は、やはり美しいものです。 赤谷の集落から眺めた、谷川岳連邦(小出俣山?)。少し寂しい感じの集落でした。
赤谷の集落で、のんびりちょっと遅めの昼食。のどかです。 新治村で見かけた、なんとも素敵なお宅。干した稲穂とあいまって、日本の原風景を見るようです。
日が西に傾いたころ、出発点の沼田公園に戻ってきました。せっかくなので、真田氏ゆかりの沼田城址を散策。色付いた雑木林に囲まれて、なかなか素敵な公園です。 沼田城は、断崖の端にあるので、眺めはとても良い。せっかくだからここから沈む夕日を眺めていこうと思い、10分ばかり、ボンヤリ西の峰を眺めていました。周りを見渡せば、若いカップルや散策する年配の方々、子供連れの家族が、思い思いに過ごしています。こんな公園のある沼田市がちょっぴり羨ましく思えたのでした。
今回はプリンターが壊れたため、地図らしい地図を携帯できずにポタリング。おかげで交通量が多い国道をヒヤヒヤしながら、行きました。やはり地図を見ながら、交通量が少なそうな道を、のんびり走るのが良いようです。