仙ノ倉山・平標山

なかなか紅葉を見にいけず、かなりフラストレーションが溜まっていた。耐え切れず会社を休んで、紅葉の山へ。最初は越後三山の中ノ岳日帰りの予定だったが、天気の回復が遅れ断念。新潟はだめだが、群馬は天気がよさそうなので、急遽平標山・仙ノ倉山に変更。
登り始めたが山頂付近の天候はいまいち。今回も前回同様、展望の無い山頂かとあきらめかけたが、お昼から山頂付近も一気に回復。すばらしい大展望に恵まれた、満足する秋の山行の一日でした。

2003年10月17日 新潟県湯沢町
仙ノ倉山・平標山

仙ノ倉山(2026m)
平標山(1983m)

上越国境の山では、谷川岳があまりにも有名だが、実はこの仙ノ倉山が最高峰。こちらは谷川岳とうってかわって、実に穏やかな山容をしている。
アプローチも苗場スキー場近辺から比較的便利で、平標山共々、とても人気がある。今回は平日にもかかわらず、随分多くの人が訪れていた。夏は平標山から仙ノ倉山にかけての草原が、高山植物の宝庫となっている。冬は平標山を中心として、山スキーが盛んで、実に良い斜面を提供してくれ、四季をとうして遊ぶには絶好のポイントだ。

参考タイム

火打峠登山口(7:30) - 松手山(8:50) - 平標山(10:25) - 仙ノ倉山(11:10-11:55)-平標山(12:30) - 平標小屋(13:00) - 林道出会(14:00) - 登山口(14:42)

仙ノ倉山頂に着いたが、いっこうに新潟県側は雲の中、展望をあきらめて、そろそろ下山しようと思ったとき、雲が流れて一気に大展望が広がった。万太郎山から谷川岳方面のすばらしい眺めに、山頂にいた10人ほどの人たちは、全員その眺めに釘付けだ。

明け方まで降り続いたシトシト雨は、登山開始とともに回復。紅葉の山道に今日の山旅の期待が膨らむ。

標高1400mあまりの、松手山の斜面。この辺が紅葉の最盛期のようだ。朝日を浴びて光るブナの森。

松手山に登ると、平標山の山頂が見えるはずなんですが、今日は雲の中。今回も視界のきかない山頂を踏むことになるのか? 平標山は雲の中の山頂だったが、徐々に雲もとれ、視界は良好になりつつあった。仙ノ倉山の山頂付近では、昨日降った雪が残っている。木の先に付着した雪がキラキラ輝いて、美しい。
もうすぐ仙ノ倉山山頂。山頂付近の雲はとれたものの、新潟県側はいまだ雲の中。 仙ノ倉山山頂で、30分ほど昼食をとりながら粘っていると、急に雲が流れ出し、新潟県側の視界が一気に開けた。万太郎山から谷川岳にかけてのダイナミックな稜線がすばらしい。平標山からでは眺められないので、仙ノ倉山まで来て良かった。
帰り平標山の山頂から、仙ノ倉山方面への眺め。広く草原状の尾根が、実に気持ちが良い。平標山-仙ノ倉山間は、鼻歌交じりの散歩気分が楽しめる。 平標小屋周辺から、エビス大黒の頭。草紅葉に染まる。
仙ノ倉山、山頂手前のピークからのエビス大黒の頭。深くえぐれた谷と、とんがった山頂付近がとても印象的。 平標山から平標小屋へ向かう。小屋付近は晩秋の装い。その向こうは、太源太山から三国山へと向かう稜線。
雨に濡れた紅葉。一部に光が当たって、撮ってくれといわんばかりに輝いてました。 平標小屋から平元新道沿いは、ブナやシラカバの美しい森が広がります。
落ち葉を踏みしめて歩く道は、風情があります。黄色より茶色の色も味わい深い。 赤よりもオレンジ系の紅葉。真っ赤でないのも山らしくて良いか。
標高1000m付近は、これからが紅葉本番といった感じ。赤、オレンジ、黄色、緑が鮮やかな北斜面。 少し広めの林道に出ると、あたりはすでに夕方の気配が。西日と長い影が落ち葉の道にのび実に良い雰囲気。少し肌寒い風を感じながら、ゆっくり散歩気分で車に向かう。今回の山行のエピローグとしてはちょうど良い設定だ。
時間的に余裕のある行程で、撮影しながらの日帰り山行にはちょうど良い。ハイライトはなんと言っても平標山から仙ノ倉山にかけての広い尾根歩き。天気が良ければ気分は爽快だ。
帰りは猿ヶ京温泉にある、日帰り入浴施設、「満天星の湯」施設が新しくさらに平日だったので、実に快適。露天風呂がメインの施設らしく、夜にはまさに満天の星空が眺められるだろう。そんな露天風呂を独り占め。これだけでも、会社を休んだ甲斐があったというものだ。